日本を旅する中で、日本でつくられたものづくりの素晴らしさを知り、価格が安いという価値観ではなく、物の向こう側に何かを感じるものを大切にしている店主の宮崎さん。

店内には「惰性でモノを置かない、モノの向こう側にある世界に共感できるモノを置く」というコンセプトで可愛く、シンプルで丁寧につくられた雑貨が並んでいます。

そもそも雑貨屋をするきっかけは？
「始まりは両親が伊達で経営している雑貨屋の2号店としてオープンしたんです。ここをこうしたりと手をかけていくのは楽しかったですね。洞爺を訪れた人が長く滞在したいなと思えたり、近隣の人達がふらっと訪れてくれるような導線をつくりたいというのが大きな目的の一つで、町に雑貨やカフェがあると、ふらっと行ってみようかなというきっかけになったり、その人が洞爺のいい所を発見してくれたら嬉しいなと想い、お店をやっています」

小さい頃から洞爺で育った宮崎さんにとって大切なことは？
「目立つことは苦手だし、かといって忘れ去られてしまうことも切ないのですが、店のことや自身についても静かに存在し続けられることが理想であり大切なことだなと想います。洞爺にこのお店が静かに存在することもそうですし、誰かの心の中で折に触れて想い出してもらえたら嬉しいですね。それが自分自身とも同じところなんじゃないかなと想います」

洞爺・伊達・大滝のお寺で、自身の心や体を見つめて一日を気持ちよく終えることを目的とした、ホリデーナイトヨガというヨガクラス講師もしている宮崎さん。

ヒト・モノ・コトに丁寧に向き合う日本の奥ゆかしさ、心に触れる時間がここにあります。