洞爺湖万世閣の向かいにあるハンバーガー＆バー「ハイドゥン」

2014年にニセコから移住して、洞爺湖で唯一のハンバーガーショップを始めた美香子さん、つぐみさん。

お二人の人柄で地域の人に愛される温泉街の人気店となり、営業中であればガラス戸を解放してあって連日、笑い声がたえない明るいお店です。
美香子さんは新潟県、つぐみさんは宮城県出身。スノーボードをしにニセコで暮らしている中で出会い、ルームシェアが当たり前のニセコで共同生活をしていました。

洞爺でお店を始めたきっかけは？
「ニセコに住んでいる頃から洞爺湖の景色や、ゆっくりと流れる時間、そして海・山・湖が間近にある、この立地に憧れていました。店を始めてからも温泉街の人達が応援してくれたことが大きいです。
それからレジャー地のニセコと違って歴史があり、落ち着いて暮らせるし、温泉街の中心地なので若者向けの店は流行るんじゃないかなと思いました」

お店をハンバーガーショップにしたのは？
「お互いにハンバーガーショップで働いた経験があり、洞爺湖にハンバーガーショップがなかったからです。つぐみが以前働いていたハンバーガーショップのオーナー夫妻が応援してくれて、レシピを全て教えてくれたり、バンズを焼く機械、パテを焼く鉄板、製氷機、テーブルなど、友人からも店に必要なものをほとんど譲っていただいて今やれてます。ほんとに感謝しています」

ハイドゥンはベトナムでは旧正月を祝う花で、花言葉は「理想の愛」という意味がありますが、店名の由来は花やベトナムとは関係あらず、つぐみさんの漫画のような擬音「はいどぅーん！」っていう口癖からついたそうです。

漫才のように息の合った二人。噂を聞いてアーティストも集まり店内でライブやキャンドルナイトなどイベントも開催されています。歴史ある洞爺湖温泉街にとって新しいタイプのコミュニケーションの場をつくっているお二人に会いに行ってみてはいかがでしょうか？