「美しい自然の循環に逆らわない 生き方を目指しています」
水の駅前にあるラムヤートの素朴なパンは、洞爺湖の住民や遠方からも買いに訪れるほどの人気。
パンをつくる上でのこだわりは?
「自分の生活している圏内から近いものを取り入れ、且つなるべく電気を使わず経営を成り立たせてみようというのがコン七プトで、手ごねで室温発酵で手造りの石釜でパンをつくっています」と店主の満寿喜さん。
そんな人気店のラムヤートの営業は金・土・日の週3日間。
「暮らしの全部を自分達でつくるというのが僕らの生き方のコンセプトで、自給自足まではいかないけど出来るだけお金とか今の経済社会に依存しない自分達の自立した暮らしづくりを心がけてます。
こだわったものづくりをしていく上で自然環境に配慮した暮らしのあり方や、ものづくりをしていると、大量生産の必要性を感じなくなりました。広く日本を見渡すとこれ以上余っているのに自然環境を壊してまでつくる必要がないんじゃないかって。だから最近では売上げの上限を決めて、上限に達したら休みを増やして、その中でお金に依存せず自分達である物で、ものをつくり、小さい暮らしをデザインしながらそれぞれ好きなことや普通に暮らすことに専念しているので、パンの生産量は毎年、減ってるんですよね。
その分自分たちの暮らしにかかるお金も削ってるので、携帯電話も持ってないですし冬は冷蔵庫も使いません。必要のない生活をすればいらないし、お金を使わなければ稼ぐ必要がない。
その分、知恵と工夫と行動する時間が生まれるから合理的だと思ってます。僕は極端かもしれないんですがそれを面白おかしく暮らしています。」と哲学的でお話しも面白く、丁寧に人と会話を楽しむ満寿喜さん。
ラムヤートの隣にはtoita、裏にはNii、しまりすやなど手づくりのショップも手がけ、水の駅前はものつくりの村ができつつある。
今野 満寿喜さん
お店の外観
天然酵母の石窯焼きパン
定期的に展示会も開催
素敵な店内
石窯パン&カフェギャラリー ラムヤート
北海道虻田郡洞爺湖町洞爺町128-10
■TEL: 0142-87-2250
■営業時間: 10:00-16:00 頃
■定休日:
■facebook: ラムヤートとマダ名モ無イ、オニギリ屋( 仮名)
その他の情報
■営業日:毎週金・土・日曜日 / 冬季休業1~3 月