源泉100%無ろ過の湯が自慢の築60年の素朴な宿。
その湯は洞爺湖温泉街に暮らす地元の人からも愛されており名湯として定評がある天然温泉です。

入館すると「サザエさんの居間みたいにしたいんですよ」と古家具が並び昭和の日本の食卓の良さが残った共有スペースがあります。

写真が苦手という今さんご夫婦。代わりに「可愛くて火がつけられない」と奥様お気に入りの線香の置物を撮らせていただきました。
大和旅館代表の今さんは層雲峡、登別、洞爺のホテル経験を経た旅館業歴３０年のベテラン。

この旅館のこだわりは？
「うちは古い旅館ですけど泊まってもらえますかっていう宿です。選ぶのはお客さんなのでこちらが決めることではないです。
うちは温泉と、こういった古さが残った旅館として国内の旅行者やヨーロッパの方々に好評をいただいてます。それから今はなんでも情報化が進み、ここではこんな事が出来て、何が食べれて、温泉はこんな感じって行く前に全部分かってしまうような時代になったけど、昔あったミステリーツアーのような行かないと分からないワクワク感っていうのもいいよね。
そんな古い旅館もこの洞爺に残っている方が面白いかなって思います」