農業を始めるきっかけは？
「太陽を浴びる仕事がしたいと想い、とにかく働こうと信号設備の仕事をしてたんですが、東京都心部への出張が増えて窮屈になり転職を考え始めたんです。そこで札幌から洞爺へ農業をするために移住した親友を訪ねると、とても楽しそうに笑顔で農業と向き合ってる姿に影響されて、親友に相談したところ、佐々木ファームさんを紹介され、翌春から洞爺に移住しスタッフとして農業をスタートしました」

農業を学んでいく中で北風農園はどのように始まったんですか？
「洞爺で経営は良くても後継者がいなく離農する農家さんがいる現状を知り、自分が働くことで継続できる環境をつくりたいと思っていました。すると後継者がいない農家さんとのご縁が身を結び、経営を継承して北風農園が出来ました。このセロリに出会わなければ今の北風農園はなかったです」と味が自慢のセロリ畑を案内してくれた。

農園で育てている愛情たっぷりの野菜は約40種類。畑の広さは全部で約13ヘクタール。洞爺湖にある陸繋島で珍地名として有名な珍小島で例えると約65個分の広さになります。

農家の魅力は？
「種を蒔いた時にどう成るか想像したり、芽が出て畑に植える時、収穫する時、美味しかったというダイレクトな人の反応やそこから広がっていくご縁、この段階を経た楽しみがある農家の仕事がやめられないんですよ」と笑顔で答えてくれた。

奥様のあゆ美さんは洞爺湖に来た時から働いているラムヤートに週末通っているのでそちらでもお会いすることが出来ます。またラムヤートの隣にあるtoitaで北風農園の野菜も販売しています。パートの皆さん含め笑顔がとても素敵な北風農園。

安心安全な食材を選ぶ時代に愛情込めて丁寧な野菜を提供する農家さんがここにいます。